アフィリエイトとは英語で「Affiliate」と書き、「提携する、加入する」という意味があります。アフィリエイト・プログラムとは、個人や法人のアフィリエイトサイト側(企業の広告を掲載するサイト)と、ECサイト(広告主側)が“提携”して両者の利益へと繋げるオンラインマーケティングの1種です。
提携の内容は、ネットユーザーがアフィリエイトサイトに掲載された広告を経由して、商品購入やサービス登録等の広告主が定める一定の条件を満たした場合、広告主からアフィリエイトサイトに対し成果報酬が支払われるというものです。このため、アフィリエイト・プログラムは「成果報酬型マーケティング」「成果報酬型広告」と呼ばれる事もあります。
広告主側にとってアフィリエイト・プログラムのコストは、広告主が指定する成果が発生した時のみとなっているため、アフィリエイトを導入することで費用対効果のとても高いネット広告展開が可能となります。また個人や法人運営のサイト問わず巨大な販売ネットワークを構築可能であり、自社販売商品の総合的な検索エンジン表示ランクが向上もしくはアフィリエイトと共に上位ランクをカバーできる、など多くの魅力があります。
逆に広告を掲載するアフィリエイトサイト側にとっても、低リスクで広告収入が得られる事や、ノルマもなく比較的自由に参加できる事、工夫次第で大きな収入が期待できる事などの魅力があります。また、広告主の商品画像やロゴの無断掲載は普通はNGですが、アフィリエイト・プログラム経由でなら商品写真の掲載やロゴの使用をほとんどの広告主がOKしているため、自分が運営するサイトやブログのコンテンツをより充実させることも可能となっています。
アフィリエイト・プログラム参加には大きく分けて2つの手段があり、1つはAmazon.comのように自社システムを構築している企業のアフィリエイトサイトとして直接参加する方法。もう1つはLinkShare(リンクシェア)やValueCommerce(バリューコマース)、A8.net
(エーハチネット)のようなアフィリエイト仲介業者、俗に言うアフィリエイト・サービス・プロバイダー(以下A.S.P.)に参加する方法です。現在日本国内には上記以外にもTrafficGate(トラフィックゲート)やAccessTrade(アクセストレード)、電脳卸など30社以上のA.S.P.が存在しています。